
クロス(壁紙)は部屋の印象を大きく左右する重要なインテリア要素です。デザインだけでなく、機能性や素材によってさまざまな種類があり、用途に応じて選ぶことが大切です。今回は、クロスの種類や特徴、選び方のポイントを詳しく解説します!
1.クロス(壁紙)の種類
【ビニールクロス(量産クロス・1000番クロス)】
▶特徴
・塩化ビニル樹脂を使用した一般的な壁紙
・耐久性が高く、水拭きや洗剤拭きが可能
・価格が安く、デザインが豊富
▶メリット
・コストが安い(量産クロスは特にリーズナブル)
・耐水性があり、キッチン、トイレ、洗面所にも適用
・消臭・抗菌・防汚などの機能性クロスも充実
▶デメリット
・通気性が低い(結露やカビが発生しやすい)
・経年劣化で黄ばみや剥がれが生じる
💡おすすめの場所
リビング・寝室・キッチン・トイレ・洗面所
【紙クロス(パルプ・和紙・ケナフ紙など)】
▶特徴
・パルプや和紙を原料としたナチュラルな壁紙
・デザイン性が高く、和風・洋風どちらにも合う
▶メリット
・自然素材ならではの風合い
・通気性が良く、湿気を調整できる
▶デメリット
・耐久性が低く、汚れが付きやすい
・価格がやや高め
💡おすすめの場所
和室・リビング・寝室
【織物クロス(布クロス)】
▶特徴
・麻・綿・レーヨンなどを織り込んだ高級感のあるクロス
・ホテルや店舗などでよく使用される
▶メリット
・上質な質感で高級感がある
・吸音性が高く、音を吸収する
▶デメリット
・ホコリや汚れが付きやすい
・価格が高め
💡おすすめの場所
ホテル・応接室・高級感を出したい空間
【ポリオレフィンクロス(環境対応型壁紙)】
▶特徴
・ポリオレフィン樹脂を使った環境に優しいクロス
・燃やしてもダイオキシンが発生しない
▶メリット
・耐久性・耐水性が高く、汚れに強い
・環境負荷が少ない
▶デメリット
・デザインのバリエーションが少なめ
・価格がやや高い
💡おすすめの場所
子ども部屋・医療施設・公共施設
【木質クロス(ウッドチップ・木繊維壁紙)】
▶特徴
・木の繊維を原料にしたナチュラルな壁紙
・エコで自然な風合いが魅力
▶メリット
・木のぬくもりを感じられる
・調湿効果があり、結露を防ぐ
▶デメリット
・耐久性が低く、汚れが付いやすい
・価格が高め
💡おすすめの場所
リビング・寝室・自然派デザインの空間
2.クロスの機能性(おすすめ機能クロス)
最近では、機能性を持ったクロスも多く販売されています。用途やライフスタイルに合わせて選ぶと、より快適な住まいを実現できます。
◇防汚クロス◇
・汚れが付きにくく、水拭きで簡単に掃除できる
・キッチン・ダイニング・子ども部屋におすすめ
◇防カビ・抗菌クロス◇
・カビや菌の繁殖を防ぎ、清潔な空間を保てる
・トイレ・洗面所・脱衣所におすすめ
◇消臭クロス◇
・タバコやペットのニオイを吸収・分解
・玄関・リビング・寝室におすすめ
◇調湿クロス◇
・湿度を調整し、結露やカビを防ぐ
・押し入れ・クローゼット・寝室におすすめ
◇吸音クロス◇
・音を吸収し、防音効果がある
・シアタールーム・子ども部屋におすすめ
3.クロスの選び方のポイント
👉使用する部屋に合わせて選ぶ
・リビング→デザイン性の高いクロスや消臭機能付きのクロス
・キッチン→防汚・防水性のあるクロス
・寝室→リラックスできる落ち着いた色合いのクロス
👉壁紙の色・柄で部屋の印象を変える
・白系→明るく広く見えるが、汚れが目立ちやすい
・グレー・ベージュ→落ち着いた雰囲気を演出
・アクセントクロス→1面だけ色や柄を変えておしゃれに
👉メンテナンスのしやすさを考える
・小さな子どもやペットがいる家庭→防汚・消臭クロス
・湿気が多い場所→防カビ・調湿クロス
4.まとめ クロス選びで快適な住まいに!
クロスには、素材やデザインだけでなく、機能性にもさまざまな種類があります。選び方のポイントを押さえて、自分のライフスタイルやお部屋に合った壁紙を選びましょう!
☆リフォームや新築でクロスを選ぶ際には、ショールームで実物を確認するのがおすすめです✨

【リフォームや修理をご希望される場合はぜひこちらからお問合せください。】
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