
ディスポーザー(生ごみ粉砕処理機)はシステムキッチンに組み込まれていることが多く、生ごみを粉砕して下水に流す便利な設備です。ごみの量を減らし、キッチンを清潔に保てることから、最近ではマンションや戸建てのリフォーム時にも人気が高まっています。今回は、ディスポーザーの仕組み・メリット・デメリット・導入時の注意点を詳しくご紹介します。
ディスポーザーの仕組みとは?
ディスポーザーはシンクの排水溝に設置され、生ごみを細かく粉砕し、下水へ流す装置
👉電動モーターでカッターを回転させて粉砕(高速回転タイプ)
👉水流と研磨リングで粉砕(粉砕リングタイプ)
👉バイオ処理槽を併用するタイプもあり(処理装置付きタイプ)
一般的にマンションではディスポーザー対応の排水処理設備が必要であり、戸建てでも自治体の規制により設置できない場合がある。
ディスポーザーのメリット
1.生ごみの臭いが減る!
生ごみをすぐに処理できるため、臭いや害虫の発生を防げる。特に夏場は生ごみの臭いがこもりやすいため、大きなメリットになる
2.ごみの量が減って、ごみ出しが楽に!
家庭の生ごみの約80%は水分。ディスポーザーで処理すれば、ごみの量を大幅に減らせる。ごみ出し回数を減らしたい方にもおすすめ
3.キッチンを清潔に保てる
排水口に生ごみが溜まりにくくなるため、シンク周りを清潔に維持しやすくなる
4.手間がかからず簡単に処理できる
三角コーナーのゴミを捨てる手間が省け、調理後や食事後の後片付けがスムーズになる
ディスポーザーのデメリット
1.設置には自治体のルールがある
ディスポーザーはすべての地域で使用できるわけではない
・自治体によっては使用が制限されている
・マンションでは専用の排水処理設備が必要な場合がある
2.すべての生ごみを処理できるわけではない
ディスポーザーはなんでも粉砕できるわけではないことに注意が必要
▶処理できないものの例
・貝殻・鶏の骨・魚の大きな骨(硬すぎて故障の原因に)
・玉ねぎの皮・トウモロコシの芯(繊維質が絡みやすい)
・油・天ぷらカス(排水管の詰まりの原因に)
3.維持費やメンテナンスが必要
ディスポーザーは、定期的な清掃やメンテナンスが必要
・ランニングコストとして電気代と水道代がかかる
・消耗品(フィルターや処理剤など)の交換が必要
・耐用年数は約7~10年。交換や修理が必要になる場合も
ディスポーザーを導入するときの注意点
1.自治体やマンションのルールを確認
ディスポーザーを設置できるかどうかは、自治体やマンションの管理規制によって異なる。事前に確認すること!
2.設置するなら「ディスポーザー対応のシステムキッチン」を選ぶ
後付けできるものもあるが、シンクとの相性が悪いと取り付けられないことも。リフォーム時にディスポーザー対応のシンクを選ぶとスムーズ
3.排水管のメンテナンスを忘れずに!
ディスポーザーを長く使うためには、定期的な掃除が重要
・月に1~2回は重曹や専用クリーナーで清掃
・異臭や排水の流れが悪い場合には早めに点検
まとめ
ディスポーザーは、生ごみの臭いや処理の手間を減らせる便利なキッチン設備です。ただし、設置できるかどうかは自治体やマンションのルールによりますので、事前に確認が必要です。
✅生ごみをすぐに処理できるのでキッチンが清潔に!
✅ごみ出しの回数を減らせるので手間がかからない!
✅設置前にルールや排水設備の確認が必須!
導入を検討している方は、リフォーム会社や施工業者に相談してみるのがおすすめです✨

【リフォームや修理をご希望される場合はぜひこちらからお問合せください。】
↓