モールテックスとは?

モールテックスは、ベルギーのBEAL社が開発した高性能な左官材で、特殊なセメントを基材とした多機能な仕上げ材です。薄塗でありながら高い耐久性を持ち、デザイン性と機能性を兼ね揃えているため、住宅や商業施設などの多様な場所で使用されています。


1.高い耐久性

・耐摩耗性に優れ、キズや衝撃に強い

・5㎜以下の薄塗で、強度を発揮

2.防水性

・水を通さないため、キッチンやバスルーム、外壁など水回りでの使用に最適

・シームレスな仕上げで、継ぎ目がなく、カビや汚れの発生を抑える

3.柔軟なデザイン性

・モダン、ヴィンテージ、インダストリアル風など、様々なデザインが可能

・テクスチャや色味のカスタマイズが自由で、独特の質感を表現できる

4.薄塗り可能

・非常に薄い層で仕上げられるため、既存の構造や素材の上から施工可能

5.高い接着剤

・コンクリート、タイル、木材、金属など、様々な下地に対応

6.環境に優しい

・水性であるため環境負荷が少なく、安全性が高い


【住宅内装】

・キッチンカウンターや壁面:耐久性、防水性を活かした利用

・浴室・洗面台:水まわりでの活用が得意

・フローリング:薄塗りながら硬い表面を実現

【住宅外装】

・外壁やベランダ:防水性、耐候性が求められる場所

・階段や玄関ポーチ:耐摩耗性を活かした使い方

【家具やインテリア】

・テーブルやシェルフ、カウンターなどに塗布することで、個性的な仕上げに


1.下地の準備

👉施工面をきれいにし、必要に応じてプライマーを塗布

👉下地に凸凹がある場合は補修

2.モールテックスの塗布

👉モールテックスを専用の道具で薄く均一に塗布

👉複数回塗り重ねて好みの仕上がりに

3.表面仕上げ

👉専用のコテやサンドペーパーで模様や質感を調整

4.防水処理(必要に応じて)

👉防水性をさらに高めるため、トップコートや専用のシーラーを塗布


〇メリット

1.高いデザイン性と自由度

2.防水性や耐摩耗性に優れている

3.既存の素材の上に塗れるためリフォームに最適

4.継ぎ目のない仕上がりが可能

✖デメリット

1.高コスト:材料費や施工費が他の左官材に比べて高め

2.熟練した技術が必要:施工は専門知識が求められるため、DIYには不向き

3.色ムラの調整が難しい場合がある


項目モールテックスモルタルタイル
デザイン性高い自由度限られるパターンが豊富
耐久性優れている割れやすい場合もある高い
防水性非常に高い基本的にはなし高い
コスト高い中程度中~高
施工難易度専門技術が必要比較的安易難易度が高い場合も


1.施工業者の選定

・モールテックスは施工技術が仕上がりに大きく影響するため、実績のある専門業者に依頼するのがおすすめ

2.コストの確認

・材料費と施工費を含めた見積もりを複数の業者から取り、比較検討することが重要

3.メンテナンス性

・施工後のメンテナンスや、シーラーの再塗布などの必要性を事前に確認しておく


モールテックスは、高いデザイン性や耐久性、防水性が求められ空間に最適な仕上げ材です。特に、個性的なデザインを追求したい場合や、防水性が必要なキッチン・バスルームで力を発揮します。ただし、コストや施工技術の観点から、プロの施工業者に依頼することをおすすめします。


この記事をシェア

Brand New Reform

ACCESS

アクセス
住所
〒976-0042 福島県相馬市中村字高池前30
TEL 0244-26-8963/FAX 0244-26-8962
営業時間
8:00 – 17:00
休日:第2、第4土曜日、日曜・祝日
駐車場あり
BRAND NEW REFORM