
湿度は住まいの快適性や健康に大きく影響を与えます。特に「相対湿度(RH)」と「絶対湿度(AH)」を理解し、適切に管理することで、結露・カビ・乾燥・健康被害を防ぐことができます。
相対湿度(RH)とは?
空気中の水分量が、同じ温度で最大どれくらい含めるか(飽和水蒸気量)に対して何%かを示す数値。
▶例:気温20度で相対湿度50%→その温度で含める最大水蒸気量の50%の水分が含まれている状態
【適正な相対湿度の目安】
・快適な湿度:40~60%
・乾燥しすぎ:40%以下
・カビが発生しやすい:60%以上
【注意点】
相対湿度は気温によって変動する。例えば、冬は気温が低いため同じ水分量でも湿度が低く感じ、乾燥しやすくなる。
絶対湿度(AH)とは?
空気中に含まれる水分の(g/㎥)を示す数値
▶例:絶対湿度が10g/㎥→1㎥の空気中に10gの水蒸気量が含まれている
【適正な絶対湿度の目安】
・快適な湿度:7~12g/㎥
・カビ発生リスクが高まる:12g/㎥以上
・乾燥しすぎ:7g/㎥以下
【ポイント】
絶対湿度は気温の影響を受けず、空気中の水蒸気量そのものを表すため、湿度管理には絶対湿度の方が重要!
相対湿度と絶対湿度の関係
▶例:室温20℃の場合
絶対湿度(g/㎥) | 相対湿度 |
---|---|
3g/㎥ | 20%(乾燥) |
6g/㎥ | 40%(適正) |
9g/㎥ | 60%(やや高め) |
12g/㎥ | 80%(カビ発生リスク) |
→気温が一気に下がると相対湿度も変化するため、湿度を一定に保つためには、加湿・除湿が必要!
湿度管理のポイント
【冬場(乾燥対策)】
・加湿器を使い、絶対湿度を7g/㎥以上に保つ
・洗濯物の室内干しや観葉植物で自然加湿
・結露を防ぐため、相対湿度50%以下をキープ
【夏場(カビ・結露対策)】
・除湿器やエアコンのドライ運転を活用
・絶対湿度が12g/㎥を超えないよう管理
・こまめな換気で湿気を逃がす
まとめ
【住まいにおける理想的な湿度管理】
・相対湿度40~60%、絶対湿度7~12g/㎥を目安に!
・冬は加湿、夏は除湿でバランスを取る!
・カビ・結露を防ぐには、絶対湿度7g/㎥以下をキープ!
湿度を上手にコントロールし、健康で快適な住まいを実現しましょう✨

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