
高齢になると、浴室やトイレ、キッチンなどの水まわりの使い勝手や安全性が重要になります。転倒リスクを減らし、快適に過ごせるリフォームを考えることで、より安心して長く住み続けられる住まいになります。今回は、高齢者に優しい水まわりリフォームのポイントや工夫をご紹介します。
1.高齢者向け水まわりリフォームのポイント
①転倒しにくい安全な設計にする
・床材は滑りにくい素材に変更(バリアフリー仕様の床材など)
・段差をなくし、つまずきを防ぐ(スロープの設置も検討)
・手すりを設置し、立ち座りの動作をサポート
②使いやすい高さや配置に調整する
・シンクや洗面台は座って使える高さに調整
・浴槽の高さを低くして、またぎやすい設計に
・トイレの便座の高さを調整し、立ち座りが楽に
③温度管理でヒートショックを防ぐ
・浴室や脱衣所に暖房を設置し、冬場の温度差を減らす
・水栓をサーモスタット付きのものに変更し、急な温度変化を防ぐ
2.高齢者に優しい水まわりリフォームの工夫
【浴室リフォーム/安全&快適なバスルーム】
・出入りしやすい「またぎの低い浴槽」や「シャワーユニット」
・壁に手すりを設置し、移動時の負担を軽減
・滑りにくい床材(クッション性のあるもの)で転倒防止
・自動湯はり&追い炊き機能で楽にお風呂を準備
💡おすすめの設備
・バリアフリー浴槽:またぎやすく、座れるスペースあり
・シャワーチェア:座ったまま安全にシャワーが浴びられる
・浴室暖房乾燥機:冬場の温度差をなくし、ヒートショックを防ぐ
【トイレリフォーム/ラクに使える安心設計】
・手すり付きのトイレで、立ち座りの負担を軽減
・自動開閉・自動洗浄機能付きの便座で清潔&便利
・広めのスペースを確保し、車椅子でも使いやすく
💡おすすめの設備
・アシストバー付きトイレ:両サイドの手すりで立ち座りが楽に
・温水洗浄便座:暖かい便座&温水で快適に
・自動洗浄トイレ:手を使わず衛生的
【キッチンリフォーム 座って作業できる調理スペース】
・シンクや調理台の高さを調整し、座って作業できるように
・引き出し式収納で、かがまずに物を取り出せる
・蛇口をレバー式やタッチレスに変更し、使いやすく
💡おすすめの設備
・昇降式キッチンカウンター:高さ調整が可能で座って調理しやすい
・タッチレス水栓:手をかざすだけで水が出るため、ラク&衛生的
・回転式収納棚:手が届きやすく、使いやすい収納
3.介護が必要になっても快適に暮らせるリフォームの工夫
今後、介護が必要になる可能性も考え、リフォーム時に備えておくと安心
・トイレや浴槽を広めに設計し、車椅子でも使いやすくなる
・玄関や廊下に手すりを設置し、移動の負担を減らす
・自動ドアや引き戸を採用し、開閉をスムーズに
💡介護保険を活用できる場合も
手すり設置や段差の解消など、条件を満たせば介護保険の住宅改修費の補助が受けられることがある
4.まとめ 安心・快適な水まわりリフォームで暮らしを豊かに
高齢者向けの水まわりリフォームでは、安全性・使いやすさ・快適さを考慮することが重要です
👉浴室は転倒防止&ヒートショック対策を万全に
👉トイレは手すり・自動洗浄機能で負担を軽減
👉キッチンは座って作業できる&収納しやすい設計に
バリアフリー仕様にすることで、将来的にも安心して住み続けられる家づくりができます。リフォームを考える際は、将来のことも見据えて計画するのがポイントです!安心・快適な暮らしを実現するために、水まわりのリフォームを考えてみませんか?

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