
フローリングは長く使うほど傷や凹み、色あせが目立ってくることがあります。しかし、状態によってはリペアを行うことで新品同様の美しさを取り戻せる場合があります。フローリングのリペア方法や注意点を詳しく解説します。
1.フローリングのリペアが必要な状態
以下のような症状がある場合、リペアが適しています。
・表面の細かい傷:家具の移動や生活の中でつく小さな傷
・軽い凹み:物を落としてできた跡
・表面の剥がれ:コーティング層が劣化して剥がれる場合
・部分的な色あせ:日光や使用頻度の違いによる変色
2.リペア方法
(1)軽度な傷のリペア
・クレヨンや補修剤を使用
木目に合った色の補修クレヨンやペーストを傷に埋め、表面をならす
・手順:1.傷の周辺をきれいに掃除
2.補修剤を傷に塗り込む
3.乾燥後に軽く磨いて仕上げ
・おすすめの場合:小さな傷や軽微な凹み
(2)深い傷や凹みのリペア
・パテや樹脂で補修
深い傷には、専用の木材パテを使用して補修する
・手順:1.傷部分の汚れや油分を除去
2.木材パテを盛りつけ、表面を平らに整える
3.乾燥後にサンドペーパーで滑らかに仕上げ
4.必要に応じて色を塗り、保護材を塗布
(3)表面の剥がれや変色
・部分塗装やワックスがけ
フローリングの表面が剥がれていたり、色褪せている場合は、部分的な塗装やワックスがけを行う
・手順:1.剥がれた部分を掃除
2.同色系の塗料を使用して、目立たないように補修
3.ワックスやコーティング剤を塗布して保護
(4)大規模なリペア
・張り替えや部分交換
傷や劣化が激しい場合は、部分的な張り替えや、フローリング全体のリフォームが必要になることもある
3.リペアに必要な道具と材料
・補修クレヨン:小さな傷を埋めるため
・木材パテ:深い傷や凹みの補修
・サンドペーパー:補修後の仕上げに使用
・塗料(着色剤):色褪せた部分の補正
・ワックスやトップコート剤:フローリングの保護用
4.リペアのメリットとデメリット
【メリット】
・コスト削減:フローリング全体を交換するよりも安価
・環境に優しい:廃材を出さないためエコロジー
・作業時間が短い:補修作業は通常1日で完了することが多い
【デメリット】
・完全に元通りにならない場合も:深い傷や大きな剥がれは完全な修復が難しいことがある
・見た目の違いが生じることも:補修部分が目立つ場合がある
5.リペアを業者に依頼する場合
フローリングのリペアはDIYで対応できる場合も多いが、次のような状況では専門業者に依頼するのがおすすめ
・深い傷や広範囲にわたる損傷
・傷を目立たせず美しい仕上がりを求める場合
・高級フローリングや特殊な材質(無垢材など)の補修
6.フローリングを長持ちさせるコツ
・傷防止:家具の脚にフェルトを貼る
・定期的なメンテナンス:ワックスや表面保護材を塗布
・水分に注意:水をこぼした場合はすぐに拭き取る
・掃除をこまめに:砂やホコリが傷の原因となる
☆まとめ☆
フローリングのリペアは、傷や凹みの状態に合わせて適切な方法を選べば、美観と機能を取り戻すことができます。軽い傷はDIYでも対応可能ですが、大規模な補修が必要な場合はプロリペア業者に相談すると安心です。

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