リフォームとリノベーションの具体的な違いを、今回ご説明させていただきます。
◇リフォーム
定義
・老朽化した部分を元の状態に戻す工事
主に建物や設備の修繕や修理が目的で、機能や見た目を新築時の状態に近づける
主な目的
・劣化した部分の改善
・住まいの美観や使い勝手を維持
具体例
・壁紙や床の張り替え
・浴室やキッチンの設備交換
・屋根や外壁の塗装
特徴
・比較的簡単な工事が多い
元のデザインや構造を大きく変えずに行うため、工期が短く、費用も比較的低め
・修復や更新が中心
建物の機能や外観を新築時に近づける「修復作業」がメイン
◇リノベーション
定義
・建物の価値や機能を向上させるための改修工事
現在の状態に新しいアイデアや機能を追加して、建物を全く新しい空間や使い方に変える
主な目的
・建物の性能や価値を向上させる
・新しいライフスタイルに合わせた設計
具体例
・間取りの変更(例:2LDKを1LDKに変更)
・配管や電気設備の全面交換
・古民家をモダンな住居に改装
・耐震性や断熱性を高める工事
特徴
・規模が大きい工事が多い
大幅な改修や建物の構造部分の変更が含まれるため、工期が長く、費用が高くなることが一般的
・クリエイティブな空間づくりが可能
住まいを「再生」するだけでなく、新たな価値を付加できる
◇選ぶ基準
・修理や部分的な改善をしたい場合はリフォーム。現在の住まいに大きな不満がなく、部分的な劣化や使い勝手を改善したい場合に適している。
・大幅な変更や新たな空間づくりをしたい場合はリノベーション。ライフスタイルの変化や古い建物の全面改修、新しいデザイン性を重視する場合に選ばれることが多い。
◇リノベーションが注目される理由
近年では、中古住宅を購入して、リノベーションすることで、新築を建てるよりも費用を抑えながら、個性的で快適な住空間を作るスタイルが人気です。また、環境への配慮から既存建物を活用する流れも強まっています。
どちらが適しているかは、予算や目的、住まいの現状によって異なります。専門業者と相談しながら、自分に合った方法を選ぶのがおすすめです。
【リフォームや修理をご希望される場合はぜひこちらからお問合せください。】
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