リフォームを行う時期は、住宅の状態や目的、季節、予算に応じて計画する必要があります。リフォームを行う適切なタイミングや、考慮すべきポイントをお伝えします。
1.リフォームの適切な時期を見極めるポイント
◇住宅の築年数に基づく目安
建物の老朽具合や設備の耐用年数に応じてリフォーム時期を判断する。
1.築10年頃:部分的なメンテナンスや点検を開始
・外壁や屋根の点検、防水工事の必要性を確認
・設備機器(給湯器、エアコンなど)の劣化が始まる可能性
2.築20年頃:設備機器や内部の修繕が必要
・キッチン、浴室、トイレなどの設備リフォーム
・フローリングや壁紙の張り替え
3.築30年以上:全面リフォームや大規模修繕を検討
・耐震補強、断熱性の向上
・配管や電気配線などの更新
◇設備や素材の耐用年数◇
住宅設備や建材には寿命があるため、目安を把握しておくと計画が立てやすい
・屋根材(ストレート):15~20年
・外壁塗装:10年~15年
・給湯器:10年~15年
・ユニットバス・キッチン:15~20年
・配管(給水・排水):20~30年
2.季節ごとのリフォームのメリット・デメリット
春(3月~5月)
◇メリット
・気候が穏やかで、外装リフォーム(屋根、外壁など)に適している
・引っ越しや新生活シーズンに合わせた工事が可能
◇デメリット
・引っ越し需要が高まる時期と重なり、業者の予約が取りにくい
夏(6月~8月)
◇メリット
・日照時間が長いため、外装工事の進行が速い
・オフシーズンのため、業者の予約が取りやすい
◇デメリット
・梅雨時期(6月~7月)の工事は湿気の影響を受けることがある
・暑さで仕事効率が下がる場合がある
秋(9月~11月)
◇メリット
・気候が安定していて、外装や断熱工事に最適
・冬に備えた断熱リフォーム(窓の二重化、床暖房設置)に適している
◇デメリット
・冬に向けて需要が高まり、業者の予約が混み合う
冬(12月~2月)
◇メリット
・室内工事(キッチン、浴室など)が中心で、予約が比較的取りやすい
・年末年始の大型セールで設備機器が割引されることがある
◇デメリット
・冷え込みで塗料やコンクリートが乾きにくく、外装工事には不向き
・年末年始のスケジュール調整が難しい
3.リフォームを計画する時期のその他の考慮点
◇ライフイベントに合わせる
・子どもの進学や独立:子ども部屋の変更や間取り変更を計画
・高齢者への配慮:介護リフォーム(バリアフリー化や手すり設置)を検討
・ライフスタイルの変化:リモートワーク対応のワークスペース設置
◇予算や助成金のタイミング
・補助金の活用:国や自治体が提供する住宅リフォーム補助金制度(耐震補強、省エネリフォームなど)を確認
・年度末・年度初め:助成金の申請期間や予算編成を見越して計画
◇メンテナンスとタイミングを合わせる
・外壁塗装、屋根修理、配管更新など、複数のリフォームを一度に行うことでコスト削減が可能
リフォームの具体的な内容や住宅の状態によって適切な時期は異なります。お気軽にご相談ください。
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