レンジフード(換気扇)の掃除は、油汚れやほこりを取り除き、換気性能を保つために大切です。掃除の手順をまとめてみましたので参考にしてみてください。
◇必要な道具
・中性洗剤または専用のレンジフードクリーナー
・重曹(油汚れがひどいとき)
・スポンジ、柔らかい布、歯ブラシ
・バケツやシンク(つけ置き用)
・ゴム手袋
・ドライバー(必要なら)
・新聞紙や古布、キッチンペーパー(床の保護用)
◇掃除手順
1.準備
・電源を切る:安全のため、レンジフードの電源をオフにする
・床を保護:レンジフード下に新聞紙や古布、キッチンペーパーを敷いて油汚れを防ぐ
2.部品を取り出す
・フィルター、ファン、油受けトレーを取り外す
※説明書に従って慎重に外すこと
3.部品をつけ置き
・シンクやバケツにお湯を張り、中性洗剤や重曹を入れる(お湯2Lに対して大さじ2杯の重曹)
・外した部品を30分~1時間ほどつけておく
4.本体部分の掃除
・スポンジや柔らかい布を使って、本体の外側と内側を拭く
・油汚れがひどい場合は。洗剤を含ませた布を汚れに貼り付けて数分おき、柔らかいブラシでこすりとる
5.部品の洗浄
・つけ置きした部品をスポンジや歯ブラシで丁寧に洗う
・頑固な汚れには重曹ペースト(重曹と水を混ぜたもの)を塗り、軽くこすり落とす
・洗剤をしっかり洗い流し、乾いた布で水分を拭き取る
6.乾燥と組み立て
・部品が完全に乾いたことを確認してから、元通りに組み立てる
7.仕上げ
・最後にレンジフード全体を乾いた布で拭き、ピカピカに仕上げる
掃除の頻度
・フィルター:1~2か月に1回
・ファン、油受けトレー:3~6か月に1回
・油が溜まる前に定期的に掃除すると、手間が省ける
注意点
・強い洗剤を使う場合、部品が傷むことがあるため、適切なものを選ぶこと
・水滴が残るとサビの原因になるため、しっかり乾燥させてから取り付けること
☆汚れが付きにくくするポイント☆
1.定期的なお手入れ
・汚れがこびりつく前に、定期的に掃除を行う
目安として月に1回程度の簡単な掃除を行うと汚れが蓄積しにくくなる
2.フィルターを活用
・油汚れ防止フィルターを取り付けると、レンジフード本体への汚れを防げる
・使い捨てタイプや洗えるタイプがあり、こまめに交換や洗浄をすることで清潔さを保てる
3.調理時の工夫
・油の飛び跳ねを減らすために、フライガードや蓋を使う
・揚げ物や炒め物をする際、弱めの火力で調理すると油の飛散が少なくなる
4.専用コーティング剤を使用
・市販のレンジフード専用の汚れ防止コーティング剤を使うと、表面が滑らかになり、汚れが付着しにくくなる。
・定期的に塗布することで、掃除も楽になる
5.換気扇のスイッチを早めにオン
・調理を始める前にレンジフードをスイッチオンし、油煙が広がるのを防ぐ
・調理後もしばらく換気扇を回しておくと、空気中の油分が付着しにくくなる
6.掃除しやすい素材や部品を選ぶ
・新しいレンジフードに交換を考える場合、掃除が簡単な素材(フッ素加工等)や取り外しやすい部品があるものを選ぶのも有効
7.自然な方法で吸着力を向上
・レンジフード内にキッチンペーパーや新聞紙を敷くと油汚れを手軽にキャッチでき、掃除が楽になる。
これらを実践すれば、汚れが蓄積しにくく、掃除の手間がぐっと軽減されます。
また、各メーカーから出されている商品はたくさんの機能を持ちお手入れも従来と比べてラクになっています。
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