
シロアリは住宅に大きな被害をもたらす害虫の一つです。特に木造住宅は被害を受けやすく、気付かないうちに柱や床下が食い荒らされてしまうことも。今回は、シロアリの種類・被害の特徴・予防策・駆除方法について詳しく解説します。
1.シロアリの種類と特徴
日本に生息するシロアリは主に3種類です
種類 | 特徴 | 生息場所 | 活動時期 |
---|---|---|---|
ヤマトシロアリ | 最も一般的で湿った木材を好む | 地中や床下、湿気の多い場所 | 3~6月 |
イエシロアリ | 加害スピードが速く、乾燥した木材も食害 | 広範囲に移動し、建物全体に被害を及ぼす | 6~7月 |
アメリカカンザイシロアリ | 乾燥した木材も食べる、被害が深刻化しやすい | 家具・建物の内部に巣を作る | 5~9月 |
特に注意が必要なのは「イエシロアリ」です。広範囲に被害を与え、駆除が難しいため、早期発見が重要になります。
2.シロアリ被害のサイン
シロアリの被害は目に見えにくいため、定期的な点検が重要です。以下のサインがあれば、シロアリの可能性を疑いましょう。
シロアリ被害のチェックポイント👇
✅床がフワフワする、沈む感じがする
✅木材を叩くと空洞音がする
✅壁や床に不自然なヒビや穴がある
✅羽アリが室内に発生する(春~夏)
✅家の周りに土でできたトンネル(蟻道)がある
✅柱や家具に食害の跡がある
特に「羽アリの発生」はシロアリが巣を作っている可能性が高いため、専門業者に相談するのがベストです。
3.シロアリ被害を防ぐための予防策
(1)住宅の環境管理
・床下や基礎部分の換気をよくする(湿気を減らす)
・家の周りに木材や不要な段ボールは置かない(シロアリのエサになる)
・雨漏りや水漏れを放置しない(湿気が溜まるとシロアリが寄ってくる)
・基礎や外壁のヒビを補修する(シロアリの侵入経路を塞ぐ)
(2)防蟻処理をする
・床下や木材に防蟻剤を塗布(5年ごとにメンテナンス)
・シロアリに強い木材を使用(ヒノキ・ヒバ・ベイヒバなど)
・基礎に防蟻シートを施工
(3)定期的な点検をする
・5年ごとに専門業者に点検を依頼
・住宅の床下を定期的に確認する
・新築時やリフォーム時の防蟻対策を施す
4.シロアリ駆除の方法
万が一、シロアリが発生してしまった場合は、早急な駆除が必要です。
(1)薬剤を使った駆除方法
・バリア工法:床下に薬剤を散布し、侵入を防ぐ
・ベイト工法:シロアリが好む毒餌を設置し、巣ごと駆除する
ベイト工法は環境に優しく、長期的な駆除に向いています。
(2)DIYでの駆除は可能?
市販のシロアリ駆除スプレーもありますが、完全に駆除するのは難しいため、専門業者に依頼するのが確実です。
5.まとめ:シロアリ対策は早めの予防がカギ!
シロアリ対策のポイント👇
✅湿気対策を徹底する(換気をよくし、水漏れを防ぐ)
✅シロアリが好む木材やダンボールを放置しない
✅定期的に点検し、異変を感じたらすぐに専門業者へ相談
✅リフォーム時に防蟻処理を行うと安心
シロアリ被害は早期発見が何より重要。定期的なチェックと予防策をしっかり行い、大切な家を守りましょう!

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