
天窓(トップライト)とは、屋根に設置する窓のことを指します。通常の壁の窓と異なり、天井から自然光を取り入れることで、室内を明るく開放的にすることができます。今回は、天窓の種類・メリット・デメリット・注意点について詳しく解説します。
1.天窓の種類
【天窓は、開閉方式や形状によってさまざまな種類がある】
▶固定式天窓(FIX窓)
・特徴:開閉できない、採光専用の天窓
・メリット:雨漏りのリスクが低く、コストも比較的安い
・デメリット:換気ができない
💡おすすめの場所:リビング・吹き抜け・玄関ホール
▶開閉式天窓(トップライト)
・特徴:通風や換気ができる天窓(手動・電動の2タイプ)
・メリット:自然換気ができる、湿気対策にも有効
・デメリット:価格がやや高め
💡おすすめの場所:キッチン・浴室・ロフト・寝室
▶チューブ型天窓(光ダクト)
・特徴:屋根から採光し、ダクトを通じて光を室内に届ける
・メリット:天窓を設置できない場所にも光を取り込める
・デメリット:直接の景色は見えない
💡おすすめの場所:廊下・トイレ・クローゼット
2.天窓のメリット
👉自然光をたっぷり取り入れられる
通常の窓と比べて、約3倍の採光効果があるといわれている。特に北側に設置すると、柔らかい光を一日中取り入れられる
👉部屋を明るくし、開放感を演出
天井から光が入るため、部屋全体が広く見える効果がある
👉換気・通風ができる(開閉式の場合)
熱気や湿気がこもりやすい部屋でも、自然な空気の流れをつくることができる
👉プライバシーを確保しながら採光可能
壁の窓とは違い、隣の建物や通行人の視線を気にせず明るさを確保できる
3.天窓のデメリットと注意点
☔雨漏りのリスクがある
屋根に穴を開けて設置するため、施工が不十分だと雨漏りの原因になる。防水処理がしっかりした製品&施工会社を選ぶことが重要
☀夏は暑くなりやすい
直射日光が入るため、夏場の室温上昇に注意が必要。Low-Eガラス(遮熱ガラス)やブラインド・シェードを活用すると、暑さ対策になる
🧹掃除やメンテナンスが大変
天井付近にあるため、ガラス掃除がしづらい点もデメリット。汚れにくいガラスやセルフクリーニング機能付きの天窓を選ぶと手間が軽減される
🔧設置費用が高め
一般的な窓よりも施工コストが高くなる。固定式の方が開閉式よりも安価だが、換気が必要な場合は開閉式を選ぶと快適に使える
4.天窓を設置する際のポイント
✅方角を変えて設置する
・北向き:やわらかい自然光が一日中入る(おすすめ!)
・南向き:冬は暖かいが、夏は暑くなりやすい
・東向き:朝の光がしっかり入る
・西向き:午後の日差しが強く、夏は暑さ対策が必要
✅ガラスの種類を選ぶ
・Low-Eガラス(遮熱・断熱)で快適性UP
・防音・防犯対策ができる強化ガラスを選ぶ
✅開閉タイプを考える
・手動式➡比較的安価だが、高い位置に設置すると操作が難しい
・電動式➡リモコンで開閉できるが、価格がやや高め
✅雨センサー付きの天窓も便利
雨が降ると自動で閉まる機能がついた電動式天窓なら、外出時も安心
5.まとめ 天窓で明るく快適な住まいに!
・採光効果が高く、部屋を明るく開放的にできる
・換気機能付きなら、湿気や熱気を逃がせる
・雨漏り対策や暑さ対策をしっかり考慮することが大切
天窓を上手に活用すれば、自然光をたっぷり取り入れ、快適でおしゃれな住まいを実現できます。設置する方角や機能をしっかり検討し、理想の空間をつくりましょう!

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