
床の張り替えは、部屋の雰囲気を大きく変え、快適さを向上させるリフォームの1つです。今回は床の張り替えに関する基本情報、種類、手順、そして注意点をご紹介します。
1.床の張り替えが必要なサイン
・床材が剥がれたり浮いてきた
・傷や凹みが多く目立つようになった
・床がきしむ音がする
・シミやカビが発生している
・フローリングの色が変色した
・ペットの傷や水漏れで損傷している
2.床材の種類と特徴
床材選びは、使用する部屋や目的に応じて選ぶことが重要
(1)フローリング
・無垢フローリング
自然素材で高級感があり、調湿効果が期待できる。デメリットは価格が高いことと、傷がつきやすいこと
・複合フローリング
表面に木材の化粧板を使用したタイプ。耐久性が高く、コストパフォーマンスに優れている
(2)クッションフロア
・防水性や耐汚染性に優れ、キッチンやトイレに適している。施工が簡単で安価だが、耐久性はやや怠る
(3)タイル・石材
・高級感があり、掃除がしやすい。水回りやエントランスに適しているが、冷たさが気になる場合も
(4)畳
・日本家屋に最適。天然素材で快適だが、メンテナンスが必要
(5)カーペット
足触りが良く、防音効果が高い。ダニや汚れが気になる場合は定期的な掃除が必要
3.床張り替えの施工手順
(1)既存の床材の撤去
・古い床材を剥がす。下地が傷んでいる場合は補修が必要
(2)下地処理
・下地が平らでない場合は、パテやボードを使って調整する
(3)新しい床材の設置
・直貼り工法:コンクリートなどに直接貼り付ける方法
・根太工法:木材を下地に組み、床材を固定する方法(特に無垢材は多い)
(4)隙間の仕上げ
・壁際の隙間を埋め、床材がしっかり収まるように仕上げる
4.床張り替えのメリット
・部屋の印象が大きく変わり、リフレッシュできる
・傷んだ床材を交換することで、安全性や耐久性が向上する
・防音効果や断熱効果を追加することで、快適な住環境が得られる
5.注意点
(1)下地の状態を確認する
・床の張り替え前に下地の劣化具合をチェックし、必要に応じて補修を行うことが重要
(2)床材の選び方
・ライフスタイルや部屋の用途に合った床材を選ぶようにする。(ペットがいる場合は傷に強い素材)
(3)施工期間
・床の張り替えは部屋の仕様が制限されるため、施工期間を考慮して計画を立てる必要がある
(4)プロに相談する
・DIYで対応する場合もあるが、下処理や大規模な張り替えは専門的な知識が必要
床の張り替えは、見た目の美しさだけではなく、住み心地や安全性の向上につながります。プロに相談しながら、自分たちのライフスタイルに合った床材を選び、快適な住空間を実現しましょう。

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