
建材とは建物を建築・改修する際に使用される材料や製品の総称です。住宅や商業施設、公共建築物など、あらゆる建築物において構造や仕上げ、設備の一部として用いられます。建材は建物の耐久性、安全性、機能性、デザイン性を支える重要な要素です。
建材の種類
建材は用途や役割に応じて以下のように分類される。
1.構造用建材
建物の骨組みは基礎部分に使用される建材。建物の強度や耐久性を支える役割がある
・木材:柱や梁、床材として使用。自然素材で調湿性が高い
・鉄骨(銅材):高い耐久性と強度を持ち、大型建築物にも使用
・コンクリート:圧縮強度が高く、基礎や壁、床に用いられる
・レンガ・ブロック:耐久性が高く、外壁や仕切り壁に使用
2.外装材
建物の外観を形成し、雨風から建物を守るために使われる建材
・外壁材:サイディング、タイル、モルタルなど
・屋根材:瓦、ストレート、金属製の屋根材(ガルバリウム銅板など)
・防水材:屋根や外壁に使われる防水シート、塗料
3.内装材
建物の内側を仕上げるための建材。デザイン性や快適性に直結する
・壁材:クロス(壁紙)、塗り壁、石膏ボード
・床材:フローリング、クッションフロア、タイル、畳
・天井材:石膏ボード、木材、吸音パネル
4.設備材
建物の機能を補助する設備に使用される建材
・配管材:給排水やガスの配管に使用される金属管や樹脂管
・断熱材:グラスウール、ウレタンフォームなど、室内の温度を一定に保つための素材
・窓材:アルミサッシ、樹脂サッシ、複層ガラスなど
5.エコ建材
環境への配慮が求められる現代では、持続可能を意識した建材も増えている
・再生木材:廃材やリサイクル材を使用した木材製品
・断熱性能の高い建材:省エネを実現する高性能断熱材や窓
・自然素材:漆喰、珪藻土、無垢材など、人や環境に優しい素材
建材の選び方
建材を選ぶ際には、以下のポイントを考慮することが重要。
1.耐久性
長期にわたり使用できる材料であること
2.安全性
耐久性や耐火性があり、安全に使用できること
3.メンテナンス性
汚れが付きにくく、掃除がしやすい材料
4.デザイン性
建物全体の雰囲気に調和し、美観を高める素材
5.コスト
初期費用とランニングコスト(維持費)のバランス
6.環境負荷
エコロジーを重視し、リサイクル可能な素材や環境配慮型の素材を選ぶ
最新のトレンド
・スマート建材
lot技術を活用し、エネルギー効率を高める建材(例:自家発電する太陽光パネル付き屋根)
・高性能断熱材
エネルギー消費を抑え、快適な室内環境を維持
・自然素材の再評価
無垢材なや漆喰など、健康志向やエコを重視した素材が人気
建材は、住宅の機能性や快適性を左右する重要な要素です。目的や予算、デザインに合わせて適切な建材を選ぶことで、理想の住まいを実現できます。

【リフォームや修理をご希望される場合はぜひこちらからお問合せください。】
↓